2020年8月21日金曜日

文京区独自のPCR検査センターを設置へ

まんだち幹夫通信 2020年8月21日号 No.645 (PDF)

感染防止の抜本的拡充が最大の経済対策です

文京区は、今後の新型コロナウイルス感染拡大に伴う検査対象者の更なる増加に備え、医師会の協力によりPCR検査の施設開設に向け、準備を始めました。

現在、区のPCR検査センターは5か所。いずれも区内医療機関の協力のもと、保健所からの濃厚接触者と、かかりつけ医の判断で受けられるケースとあわせた体制となっています。

区は9月上旬をめどに、後楽1丁目の後楽公園の敷地内にプレハブ型の建築物を設置して、そこで毎週月・水・金の3日間、午後1時半から2時半頃まで検査を実施します。一日あたり20人程度の完全予約制です(実施日等は状況により変更となる場合あり)。

17日現在の文京区の感染者数(東京都発表)は325人。7月下旬から8月中旬まで毎週の区保健所の受診調整件数は94~140件と発表されています。しかし区内医療機関などでの検査を含め、いったい何人の区民が検査を行い、感染者は何人か、陽性率は…詳細は分かりません。

日本共産党が先月政府に対して行った「緊急申し入れ」のように、①感染震源地を明らかにして広く検査を行う ②地域ごとの感染状況の公表 ③集団感染リスクの高い施設への定期的検査 ④陽性者の保護、治療体制確立―これらの感染防止の徹底こそが、最大の経済対策となるものです。