2020年12月18日金曜日

シビックホールの改修――合計64億円超に!生活支援最優先に、入札や契約のあり方の見直しを

まんだち幹夫通信 2020年12月18日号 No.661 (PDF)

文京区議会総務区民委員会で審議

12月4・7日の総務区民委員会では、先に報告したPCR検査拡充に係る補正予算案(全会一致で可決)の審議のほか、シビックホール改修の契約の議案を審査しました。

東日本大震災を受けて耐震基準が見直され、シビック大・小ホールも基準を満たさなくなったことから、来年4月から1年半にわたって閉館し、つり天井とその他の改修も行います。工事請負、電気設備と機械設備工事が、合計でなんと64億円を超えます(工期は2022年度まで)。

当然、既存不適格となっている天井の改修はしっかり実施すべきです。しかしこの契約は、足掛け3年間の総額での一括契約のため、天井改修部分と音響や舞台、昇降機やトイレ改修など個々の内訳が、審査の中でも明らかに示されませんでした。また、コロナ禍で区税収入が落ち込むことは予算編成方針でも明らかですが、今後3年にわたって巨額の予算化をしていいのか、一括工事契約でなく、工事内容ごとに分離した契約形式をとるべきと主張し、原案には反対しました。

工事請負契約は、入札に応じたのは1共同事業体(清水建設他)のみでした。落札率も99・4%と、入札のあり方も問われています。

「シビック改修計画」では総額約200億円の改修費