まんだち幹夫通信 2021年3月26日号 No.674 (PDF)
コロナ禍で減収になった方やケア労働をされている方、高齢者、障害者などへの必要充分な予算の確保を
6日間にわたる区議会予算審査特別委員会の実質審議が24日、終了しました。区長提出の原案が賛成多数で可決。共産党、文京みらい がそれぞれ提出した修正案は、賛成少数で否決されました。
共産党は私を含む3人の委員。私は質問のひとつに、所管課からの予算要求に対する「査定」について質しました。
毎年秋ごろに所管課が要求した事業額と、年末に財政課と区長の「調整」「査定」した結果が「予算編成過程の公開」としてホームページに示されています。それによれば来年度予算案は、所管課の要求した額に対して、結果的に予算発表された額とはなんと65億円も減額されていました―今年は約4億円の増額、昨年は約3・5億円の減額―。来年度予算編成案は感染症対策と経済対策を優先して、そのほかの経費を抑える考えですが、これまでに比べて桁違いの「査定」です。区は、「実質的な査定額は6億円あまり」と言いますが、高齢者クラブ補助金や障害者運動会経費など数万円から数千円の減額査定がわかったように、さらに詳細を調べる必要があります。
予算、決算委員会は「委員の発言時間の公平」のためと、実質的な時間制が導入されています。そのため、一日の発言時間は一委員あたり十数分。なかなか質疑が煮詰まりません。日常的な問題意識と課題の整理が求められます。
定例区議会は26日に閉会です。