まんだち幹夫通信 2022年9月23日号 No.743 (PDF)
9月定例区議会文教委員会で請願審議
区議会文教委員会は16日、議案2、請願4、報告事項1、一般質問が行われました。定年制引き上げに伴う条例の改正には給与額の減など意見を付しながら賛成しました。請願は下表の4件。35学級を前倒しでさらに都に30人学級を求めるもの。「グリホサート農薬」入りの輸入小麦の使用をやめるべき、「ゲノム編集野菜」を栽培させない食べさせない、「スピーキングテスト」は、都立高入試に英語スピーキングテスト導入を中止する請願でした。
ますます広がる問題点。ベネッセありきの業者選定!
今議会に初めて提出された「スピーキング」は各委員が質問。受験生の音声データが公開可になったことや配慮が必要な生徒は一般生徒と別に受験できることなどを区は「知りません」と回答。この期に及んでも情報が徹底されていません。
私は、都立高入試導入の経過と、事業者の決定過程について質問。事実関係として、2013年に「東京英語教育戦略会議」が(都知事の条例上の附属機関ではない)発足し最初から「産業界有識者」としてベネッセが参加していました。「戦略会議」は次々入試問題を「提言」。19年に「安定的継続的な事業運営」を理由にベネッセに決定されています。民間企業の入試への参入は、公教育を大きく壊すことは間違いありません。請願の採択を主張しました。