2020年9月4日金曜日

安倍晋三首相が辞意表明!

 まんだち幹夫通信 2020年9月4日号 No.647 (PDF)

深刻な政治の行き詰まり。「安倍政治」と決別して、新しい政治に転換するとき!

安倍首相が先月28日、「持病の悪化のため」辞任することを表明しました。健康の回復を願うものの、この約8年間の長期の政治が完全に行き詰まった結果であることは、間違いありません。

安保法制・共謀罪・機密保護法など違憲立法強行、2度にわたる消費税増税、県民の民意を踏みにじる沖縄辺野古への米軍基地建設、「モリ・カケ」「桜を見る会」での政治の私物化、閣僚の逮捕、ロシア・中国への屈従外交、改憲への固執、コロナ対策での迷走……安倍首相の辞任で幕引きするわけには絶対にいきません。

神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんは「安倍政権では、権力を持つものは道徳的な模範である必要がないことが常識になった」と指摘、「倫理性を常識に」と訴えています。

急いで、市民と野党の共闘を

自民党の後継総裁にだれが選ばれても、安倍政治を支えてきた政権になります。これからは、新しい時代が求められています。いつ衆院の解散・総選挙があってもおかしくない状況がこれから始まります。野党はそれに備えた議論・協議を急いで進めるべきです。