まんだち幹夫通信 2021年1月8日号 No.663 (PDF)
2021年、新しい年が明けました。今年もよろしくお願いいたします。
コロナ感染拡大の中での年越しです。7日から再び緊急事態宣言の下での生活となりました。コロナ対応への今の政治は、何が問題なのでしょう。
ひとつは科学の無視です。
人口比で世界149位というPCR検査の遅れに象徴されています。政府は、無症状者を把握・保護する検査戦略を持とうとしていません。「検査・保護・追跡」の抜本的拡充という科学の原則にたった取り組みが必要です。
二つには「自己責任」の押し付けです。
菅首相が「自己責任」だけではどうにもならないコロナ対策にまで新自由主義の思想を押し付けていることは罪深いことです。医療機関への減収補てん、持続化給付金の第2弾をはじめ、直接支援の継続・拡充や休業・自粛要請に対する十分な補償を求めます。
一方で、昨年を振り返ると「声をあげれば政治は変えられる」ことも明らかになりました。「自粛と一体に補償を」との声を上げ直接支援の道をこじあけるとともに、小学校の全学年で35人以下への引き下げを決めさせたことは特筆すべき成果です。『自己責任』の押し付けを社会的連帯ではねかえしましょう。
今年は、総選挙と都議選が行われる勝負の年です。市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進で、菅政権に退場の審判をくだし、政権交代を必ず実現し、野党連合政権をつくる年にするために頑張ります。