まんだち幹夫通信 2022年12月2日号 No.752 (PDF)
来年4月から子どもの医療費無料化が18歳までに拡大!
文京区議会文教委員会は24日、条例5件、請願6件、報告事項5件を審議しました。
主な条例案は、医療費無料化制度の18歳までの拡大です。東京都が制度拡充を決めました。ただ所得制限が設けられています。そのため23区は独自の財源を上乗せして制限なしの制度にします。文京区の場合、18歳までの医療費負担額は全体で約2.1億円、うち文京区の負担が1.36億円です。制度の拡充を喜びながら、都、国の制度にさせていく必要があります。
学校給食の無償化をもとめる議員提出議案は、否決に
議員提出議案「学校給食費を無償化する条例」は共産、立憲、子育て会派の8人が提案し、他会派の質問に答弁しました。
条例案説明では、保護者の負担軽減、子育て支援を推進するために提案、地方だけでなく葛飾区や市川市など都市部に無償化が広がっている流れを紹介しました。質疑では、区の財政からみれば財源は十分確保できる(年間約7億円)、食育も「義務教育は無償」の立場で無償化を、自治体が先行して国に制度化を求めよう―など審議しました。
結果は3対5で否決。学習塾など教育に係る費用への支援が優先(公明)、教育環境の整備を(自民)など理由に反対意見が、共産(2人)立憲の委員が賛成の態度表明をしました。この委員会には、2団体から同様の請願も提出されましたが、やはり3対5で不採択(否決)されてしまいました。
スピーキングテストの請願も審査
「英語スピーキングテストの都立高入試への導入をやめるよう都の申し入れる請願」も自民、公明、永久の反対で不採択に…。