2022年9月29日木曜日

株式会社が運営する認可保育園の運営費が本社、他自治体の保育園などへ

 まんだち幹夫通信 2022年9月30日号 No.744 (PDF)

「赤旗」に大きく掲載、反響続々

9月26日付「赤旗」で大きく取り上げられた株式会社が運営する認可保育園運営費が本社経費、他自治体の系列保育園などに流れていた事実は、この間、党区議団が一貫して議会で追及してきた問題です。

昨年度だけでも5億円

私立認可保育園の保育に必要な費用はすべて、自治体を通じて運営費(人件費など必要経費)として支給されます。ただし、収入の3割は繰越に、3割を超えた分は積立に回すことも可能です。自治体との事前協議さえ通れば、その繰越金と積立金を取り崩して事業拡大に充てたり、本部経費に充てることもできる仕組みになっています。その結果、昨年度だけでも20社40園から5億3千万円以上、2016年から20年までにも約15億円余が文京区の保育園でなく本社経費や他自治体の保育所などの経費に充てられています。異常な事態です。

なぜ必要な運営費を繰り越したり、積み立てることができるのか? 人件費が相応に払われているのか?――「赤旗」の報道を受けて党区議団への問合わせが殺到しています。全国的にこの問題は広がることでしょう。保育の量質の拡充を求めてゆきます。



介護事業所の減収補てん求める請願が本会議で否決に!

まんだち幹夫通信 2022年9月30日号 No.744 (PDF) 

先週の厚生委員会で賛成5、反対2で採択された請願「新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補てんを国や東京都に求める請願」が27日の本会議で、否決されました。

本会議では賛否の拮抗が予測される案件なので例外的に「起立採決」に。――結果は、賛成16人反対17人、1人差で「不採択」=否決されました。反対した自民、公明、永久の会は請願者と関係事業者の声に真摯に応えるべきです!


2022年9月22日木曜日

英語スピーキングテストの都立高入試への導入やめよ

まんだち幹夫通信 2022年9月23日号 No.743 (PDF) 

9月定例区議会文教委員会で請願審議

区議会文教委員会は16日、議案2、請願4、報告事項1、一般質問が行われました。定年制引き上げに伴う条例の改正には給与額の減など意見を付しながら賛成しました。請願は下表の4件。35学級を前倒しでさらに都に30人学級を求めるもの。「グリホサート農薬」入りの輸入小麦の使用をやめるべき、「ゲノム編集野菜」を栽培させない食べさせない、「スピーキングテスト」は、都立高入試に英語スピーキングテスト導入を中止する請願でした。

ますます広がる問題点。ベネッセありきの業者選定!

今議会に初めて提出された「スピーキング」は各委員が質問。受験生の音声データが公開可になったことや配慮が必要な生徒は一般生徒と別に受験できることなどを区は「知りません」と回答。この期に及んでも情報が徹底されていません。

私は、都立高入試導入の経過と、事業者の決定過程について質問。事実関係として、2013年に「東京英語教育戦略会議」が(都知事の条例上の附属機関ではない)発足し最初から「産業界有識者」としてベネッセが参加していました。「戦略会議」は次々入試問題を「提言」。19年に「安定的継続的な事業運営」を理由にベネッセに決定されています。民間企業の入試への参入は、公教育を大きく壊すことは間違いありません。請願の採択を主張しました。

意見書小委員会で審議 なぜ一件もまとまらないの?

まんだち幹夫通信 2022年9月23日号 No.743 (PDF) 

15日は議運の下に置かれた議会広報と意見書の小委員会を開催。

意見書委員会では5会派から意見書案が提出され審議しましたが、全会一致が原則のため一件もまとまりませんでした。

共産党から提出した「18歳までの医療費完全無料化を都に求める意見書」に自民、公明は「すでに要望している」(?)と反対。他会派からも「えっ?なぜ反対ですか?」との声が上がるほどに。まとめる気があるのか、問われます。

2022年9月15日木曜日

介護事業所の減収補填求める請願が委員会採択

まんだち幹夫通信 2022年9月16日号 No.742 (PDF) 

9月定例区議会、各委員会審議つづく

9月議会の委員会審議が始まっています。14日の厚生委員会では冒頭、2つの請願審査と採決が行われました。

区内介護施設で感染拡大が続出。当事者が請願提出

ひとつは、「新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補てんを国や東京都に求める請願」(請願者:東京保健生活協同組合・根岸京田理事長)でした。

集団感染発生で厳しい事態に

請願理由によれば、介護保険事業所では、いったん陽性者が発生すると感染拡大を防ぐため、長時間新規の利用者の受入中止や休業を余儀なくすることになる。入所施設では入所者のケアの維持するため、他の部署を休業して人員体制を確保すこともあるようです。さらに陽性者が入院できず施設内で療養せざるを得ないことは事業所にとって大きな負担となっています。一度クラスターが起きれば一千万円規模の減収となるそうです。

8月、区内のある特別養護老人ホームでは合計で利用者71人・職員19人が感染、ある老人保健施設では利用者49人・職員16人とたいへんなクラスターが起きました。請願は、こうした減収への補填を行う制度の創設を求めるものです。

委員会では、共産(2)・市民・立憲・創の賛成5、自民・公明の反対2で採択されました。自民、公明は「厳しいのは分かるがあらゆる事業が大変。介護保険制度の根幹にかかわることであり…」などと反対しました。緊急の「減収補填を行う制度の創設」を求めたのに、的外れな反対意見でした。

日本共産党100周年記念講演

まんだち幹夫通信 2022年9月16日号 No.742 (PDF)

「日本共産党100年の歴史と綱領を語る」

9月17日(土)午後1時〜
ご一緒に視聴しましょう

標記のように志位和夫委員長が記念講演をします。

まんだち幹夫事務所では、一定数の方がこの講演をリアルタイムで観られるように、オンライン中継します。ぜひお越しください。

事前連絡も必要ありません。ご気軽にお越しください。

2022年9月2日金曜日

各団体から来年度予算要望をお聞きしています

まんだち幹夫通信 2022年9月2日号 No.740 (PDF)

 日本共産党区議団と福手ゆう子都議はこの間、区内各種団体から文京区の来年度予算編成委あたっての要望などをお聞きしています。

コロナ禍で超勤がつづく教員の働き方の改善を

区内小中学校の教職員組合との懇談では、5年前に設置された「文京区学校安全衛生委員会」(※注)が昨年度で廃止された問題を伺いました。私たちも初耳でした。学校単位の「安全委員会」に変えるそうですが、「50人以上の教職員」の条件を満たす学校は少数です。設置されない学校の実情把握や改善要望はどうするのか。また設置されて十分な機能するのか ―― など課題は尽きません。その他にも、この間導入された勤怠管理システムも土日の出勤はカウントされない、申請など扱いが難しい …… など声もあるそうです。

資材高騰への契約のあり方の見直しを

区内建設・土木の業界からは、資材などの物価高騰が早いため最終の発注で契約予算の見直しを、区内業者へ文京区の仕事がまわるよう制度設計を、ダンピングの防止策を―など要望されました。

※注 教職員の健康の保持増進、健康障害の防止対策等のため、健康診断や長時間労働、公務災害等年4回、教育委員会と産業医、教職員の代表などで構成

ティーサロン(茶話会)〝旧統一協会とは?〟9月14日午後4時

まんだち幹夫通信 2022年9月2日号 No.740 (PDF)

連日マスコミで報じられている旧統一協会問題。岸田内閣の閣僚・副大臣・政務官の43%が統一協会との関りを認めています。さらに広がる見通しです。

そもそも統一協会とは?ほんとうに宗教団体なの?なぜ自民党とつながっているの ? …… こんなに疑問に対してみんなでざっくばらんに話し合いましょう。

9月14日(水)午後4時~5時
まんだち幹夫事務所にて


お気軽にお越しください。