まんだち幹夫通信 2020年10月30日号 No.655 (PDF)
国民の声に応えない、権力をふりかざす政治をやめ、立憲・民主・平和を実現する野党連合政権を!
臨時国会が始まりました。国会の開催は6月17日の通常国会終了以来、実に4か月以上ぶりです。26日には、菅首相の初めての所信表明演説が行われました。
菅首相、学術会議介入問題いっさい語らず
驚いたことに、国民の批判が集中している日本学術会議への人事介入には、一切触れませんでした。学問の自由という憲法に関われる重大問題について一言も説明しないというのは、すでに政権を担う資格そのものが問われます。菅首相はこれまで、「総合的・俯瞰(ふかん)的な活動を確保する」ためなどとごまかすだけで、任命拒否の理由を全く説明していません。どの世論調査でも、説明責任が不十分だという回答が圧倒的多数なのに、それを無視した首相の演説に国民は到底納得できません。
演説の最後は、「私が目指す社会像は、『自助・共助・公助』そして『絆』です。自分でできることは、まず、自分でやってみる。そして、家族、地域で互いに助け合う。その上で、政府がセーフティーネットでお守りする。そうした国民から信頼される政府を目指します。」と結びました。感染症が毎日、週百人規模で増え、経済は元に戻るどころか解雇や、「年末に向けて倒産・廃業が急増…」の恐れが指摘されています。それでも〝自己責任〟ですか?これはもう、政治の責任放棄です。
次の総選挙で、自民党政治に代わる野党連合政権を!